しっとりとした奥山里に隠れるように建つ藁葺きの古民家。東京・虎ノ門で料理店を営んでいたご夫婦が、長年の過労から体調を崩したのを機に、静かな土地に移ろうと決意。築250年の荒れ果てた民家を見つけ、全面改修し2002年に「一日一組、40代以上のお客様」をもてなす大人の宿として出発。そのラッキーな一組は、玄関口の土間に燻される炭の赤い火と、古材の太い梁に、ゆるやかに昇ってゆく煙の香りに迎えられ、南向きの広々和室3室を自由に使うことができる。なんとも贅沢な空間と時間がゆっくりと流れる。食事は囲炉裏を囲み山からの恵みを楽しみ。夜は蛙や虫の声に包まれる。「そういえば、子供のころ、こんな風景があったような・・・」と忘れていた記憶が蘇ってくる。宣伝もしていないのに、予約はかなり前から埋まってしまう、オーナー夫婦のセンスの良さが光る小宿です。

栃木県 佐野市 里山の宿 梅庵

2010年5月22日〜2010年5月23日