また「熱海ふふ」に来てしまった。今回は何に釣られたかというと「国産松茸コース」がごく短い期間限定で可能になったという知らせがあったから。

聞けば、広島県の松茸が産する山ひとつ丸ごと地主と契約。期間中、週10キロの松茸を確保すべく、かなり前から交渉してきたとのこと。今年は全国的に松茸の不作年に当たり、且つ当の松茸山が台風の影響を受けたりなど、松茸採りには相当に山深く分け入らねば見つけられない地主さんの苦労談を宿の人から聞きつつ、自分はこれでもかというくらい、その松茸を頬ばって感謝感謝の大満足。3回目になる「ふふ」訪問は、もうすでに何処に何があるかもわかり、物珍しさや驚きは減ったが、ストレスフリーの安心感が増し、部屋でグダグダと過ごす時間が、これまた楽しくなってきた。部屋のアメニティやフリードリンク類も、十二分な量がそろっており、現代の物質本位的な満足感をくすぐる。夕食スタートの時刻も自由がきき、古い旅館の一律6時からなどという押し付けはなにもない。こういう、現代人のワガママがストレートに聞き入れられているところが、この宿の人気の理由の一つだと思う。全24室のスタイリッシュな「ふふ」は、「熱海海峯楼」や「箱根翠松苑」を展開する再開発コンサルタント会社がてがける。古めかしい佇まいの旅館が多い熱海の中で、新しい形の和洋宿としてその洒落たモノトーンのエントランスは異彩。黒服に身をつつんだ若いスタッフが小気味良く動く。宿を囲む紅葉や桜の大木が、かつてこに別の旅館が立っていた事の名残だが、その面影は何も残っていない。

24室はすべてデザインが違い、料金は5ランクに分けられている。我々は、一番小振りな部屋のカテゴリーが気に入って部屋指定した。専有面積が広くても、いくつもの個室に区切られて閉塞感がある部屋より、専有面積が小さくても、一つの部屋が大きく間取られている方が好みだからだ。予約の際、部屋に迷ったら、旅行の目的や人数、好みを伝えれば、お勧めを教えてもらえるだろう。

また来たい度:★★★★(5★が満点)

インターネット:全室有線LAN完備、室内にケーブル有り、PC貸し出し有り

docomo:アンテナ5 au:アンテナ5 SoftBank:アンテナ3

熱海 水口町 ふふ

2011年11月05日〜2011年11月06日