長野県 月川温泉郷 月川

2012年10月06日〜2012年10月07日

私達の家からは、最短でも4時間はかかる。今回は中央道事故三連発の大渋滞で、8時間かけてようやくたどり着いた。8時間のうち2時間は通行止めでトンネル内に停まったまま閉じ込められるという前代未聞の体験付きだった。それでも行ってよかったと思う。知名度の高い昼神温泉郷のさらにまた奥にあり岐阜県ギリギリ。素朴な山間いの小さな宿は、春は花桃のピンクに囲まれ、その燃え上がる華やかさに引き寄せられ信じられない程の観光客でごった返す。秋はシットリと静かで、山歩きや紅葉を目当てに、本当にこの地が好きな人が訪れる。静かな季節とはいえ、それでも週末は満室になる、小さいながらも人気宿なのだ。「山あい」という言葉がピッタリの、静かで水も空気も澄み切った月川(つきかわ)温泉郷にポツンと一軒だけ建つ小旅館月川(げっせん)。決して豪華でもなく、旅館と民宿の中間という感じ。家族経営で、宿の皆さんは構えず屈託もない。中居さん方は村のお母ちゃん達。でも、このかしこまらない雰囲気がサッパリしていて気に入っている。適当に放っておいてくれる距離感も居心地がいい。部屋はとてもシンプルな和室だけれど、清潔感があり気持がいい。この辺りの温泉は、とても泉質がよいことで有名。無色透明で匂いもないが、体にまとわり付くような感じで肌はツルツル、髪もスベスベになる。少々ぬるいと思っても、風呂から出た後、体がポカポカになっているのに気付く。宿泊客は、関東圏の人はほとんど見かけず、比較的近場の人が多い。お風呂に浸かりながら、近隣のよもやま話を聞くのも楽しい。

料理の方は、こちらもシンプルながら山間部ならではの、山菜、きのこ、川魚、信州牛など地物を使い、なかなか美味しい。実は秋に出向く理由は、南信州産の松茸料理を頂く為。地産地消で松茸を安価に頂ける、しかも温泉付きとくれば、魅力満天だ。田舎のお母ちゃんが作ってくれたという感じの料理だが、素朴でホッとするような味なのだ。洗練されたモダン宿ではないけれど、春の花桃にはじまり、夏の川遊びやトレッキング、秋の紅葉や松茸、冬のスキーと自然に抱かれる宿ならではの楽しみがいっぱい詰まっている。宿の周りをブラリと散歩するだけでも、その清清しい空気で肺の中がキレイになる気がする。

初めて知ったのは、溢れる花桃が桃源郷のように美しい写真をネットで見て、どうしても行ってみたい気持ちが募り、出かけて行ったのが5年くらい前。それ以来、ハマってしまい、毎年通っている。周辺は京から江戸への古道が走り、いつかは古道を歩いてみたいものだと思っている。南信州は東京から近くはない。月川に出かけるのは、かなり気合いが必要になる。そうだとしても季節のイベントとして不可欠となった「秘密の場所」なのだ。

また来たい度 ★★★★★(★5が満点)

インターネット:ロビー周辺で無線LAN可、無線LAN可能な部屋も3室あり(場合によって電波不安定)、ネット利用無料、

        パスワードはフロントで、PC貸し出しなし、タブレット端末がフロントに一台あり

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