千葉県 夷隅郡 広丞庵 かのか

2012年9月22日〜2012年9月23日

都心からアクアラインを経由すれば1時間半でたどり着ける近さ、しかし、その近さを感じさせないほど、思い切り昭和の山里感がある小さなお宿。3年前のオープン直後から、すぐに話題となり、ずっと高人気が続く。こじんまりと3室しかない為、予約を取るのは大変だ。特に週末の予約取りは熾烈で、何ヶ月も前からネットを見つめていないと取り損ねる。

「かのか」は、ジワジワと漢方薬みたいに「また行きたいなぁ」と思わせる不思議な魅力がある。

一つ目は、その立地。遠い距離にあるわけではないのに、完全に「現代社会の煩わしさ」から隔絶されたような雰囲気に建つ。よくもこんな土地を見つけたものだと毎回唸る。自然に囲まれ、鳥の声・虫の声がBGM。星の輝きにもホッとさせられる。たとえ雨でも露天風呂に浸かり雨の音を聞きながら、緑を打つ雨を眺めるのもよい。3室はすべて露天風呂付きのコテージとなり、母屋での食事時間も全室少しずつずらされるので、他のお客さんと顔を合わせる事はなく、宿に入ったら、ずっと作務衣ですごし、いたって気楽。宿への導入路は車一台分の農道で、未舗装をガタガタと1キロあまり進む。おっかなびっくりだが、山里に遊びに行くと思うと、それもまた楽しい。

2つ目は、囲炉裏をはさんで頂く炭火焼の料理。地物を中心に山海の新鮮食材が、時間をかけて炙られると、川魚は香ばしく頭から尻尾まで頂ける。房総の伊勢海老はホンワリと、野菜はトロリと甘くなる。炭火焼はご主人が、絶妙のタイミングに焼き上げて下さるので、焼き過ぎたり、焼き足りないなどの心配もない。

3つ目は、ご主人と女将さんの絶妙なコンビ。お二人とも本当に素晴らしい方々で、そのスキのなさ、物腰の丁寧さと確実さ、客をキッチリと記憶し、顧客管理も抜け目なし。

立地・料理・気配りの三拍子と、露天風呂の後の冷えたビールが確実に揃い、いつ行っても変わりない安心感がある。人気が衰えない所以でしょう。


また来たい度:★★★★★(5★が満点)

インターネット環境:部屋では環境なし

         :母屋でフロントの無線LANが拾える、利用無料、パスワードはフロントで。PC貸し出しなし

携帯:docomo アンテナ2 auアンテナ1 SoftBank:圏外 (今回は一番奥まった部屋の為、アンテナ数が少なめ)