素敵なHPが、偶然目にとまり、行ってみたいなぁと思ったはいいが、当初「小豆島」を「しょうどしま」とさえ読めない知識。恥ずかしくも「あずきじま」などと読んでいた。勿論、どこにある島かもわからない始末。調べて驚き。何と瀬戸内海に浮かぶ島で船でしか行けないと判明。東京からでは、思い立ったら、すぐに出かけられるような距離じゃない。距離もさることながら、とにかく予約が取れない事で有名な為、まずは予約できないと話がはじまらない。2年以上も計画倒れという状態が続いた。突然決まった今年の夏休みを利用して行けないものかと電話すると、なんとキャンセルが出たという。速攻予約し、すぐに瀬戸内海の島まで辿り着く方法を考えた。今回は、空路〜レンタカー〜フェリーで、最大限の時間短縮をし、生まれて初めての四国も含め楽しみを増やしてみた。

「島宿 真里」は、おそらく小豆島唯一のお洒落モダンな宿だろう。そのムード作りに精魂傾けており、元醤油屋という設えと、緩やかな島時間の流れの二重の「持って生まれた魅力」を最大限にアピールしている。また真里の料理は、全国のどの宿にも似ていない。まさに唯一と言っていい。小豆島で作られた加熱前の生の醤油を島の山海の食材に散りばめ、独特な「醤(ひしお)会席」を編み出し、我々にとっても「初めての味」が多かった。主要産業である醤油・柑橘類・オリーブ・素麺・佃煮・ごま油は、今まで食してきて「こういう味の物なんだ」と思い込んできたものと全然違い、まさに目からウロコ。やはり出来立てを現地で食すのと、大量生産でスーパーに並んでいる物とでは、雲泥の味の違いがあるものなのだと、改めて実感。とくに醤油という、日本料理では常に脇役あるいは黒子である味が、これだけ主役をはれる宿もないだろうと、瀬戸内の小島という立地ながら、予約がとれないという理由は、この「他にはない」味なのだろうと思った。女将さんはじめ、若いスタッフの皆さんも、柔らかくも漏れがない。無味無臭のスッキリとした温泉もまた良し。醤油の香りが漂う醤油蔵通りの奥まった細道にヒッソリと建つ7室の宿。本当にこの道でよいのだろうか??と不安になってくるような場所にある。電話番号や住所ではカーナビに表示されない。「マルキン醤油記念館」を目印に向かうといいだろう。

また来たい度 ★★★★★(★5が満点)

インターネット:不可(フロント近くで事務所の無線が拾える時もあるが弱い)

docomoアンテナ4 auアンテナ4 

香川県 小豆島 島宿 真里

2012年08月01日〜2011年08月02日