千葉 勝浦市 竹林奏

2013年04月27日〜2013年04月28日

ゴールデンウィークの前半は、近い場所が気楽と思い、偶然見つけたこの宿に初めて伺ってみた。

千葉は、アクアラインを使えば、東京からは大変利便がいい、1時間ちょっと走れば、いきなり田舎の原風景が広がり、なんともノスタルジックな雰囲気となる。そこがまたいい。この時期、水を張った水田に小さい稲の苗がなびいていて、カエルの大合唱が聞こえる。

勝浦と聞くと、海沿いのイメージが強いが、実は海沿いエリアよりも内陸の方が大きく、この宿も「え、ここを曲がるの?」というような奥まった土地のそのまた奥にある。その名の通り、竹林に囲まれ、竹の葉がザワザワと揺れる音と、鳥の声しかしない。

築100年以上という母屋と蔵は、宿泊用として、見事に再生され、実に美しい。ドッシリと風格のある母屋と、頑丈な造りを残す土蔵に、一組ずつ、計二組しか泊まれない、なんとも贅沢な宿になっている。

チェックインのご挨拶をした後は、適当に放って置かれるので気楽でいい。お風呂は檜造りで掛け流し。24時間いつでも入ることができる。湯量も多く竹林を眺めながらのお風呂は実に気持ちがいい。

お料理は、豪華というわけではないが、囲炉裏を使った地元の野菜や海の幸が主流になり、素朴で滋味豊か。千葉特産の醬油を塗りつつ炙られる野菜は、醬油の香ばしく焦げた匂いで2度美味しい。量も大人の胃袋に調度よい加減。焼物は、ご主人が囲炉裏端で、ちょうどいい焼き具合を見てくださるので、こちらは、美味しく焼きあがるのを待つだけでよい。

土蔵を改装した「離れ」に泊まった人は、食事処とお風呂がないため、食事は母屋に、お風呂は蔵のすぐ横手の別棟のお風呂に出かける。母屋に泊まれば、食事処もお風呂も同じ屋根の下となり、食後は酔っ払っていても、お布団にバタンは可能。

ザワザワと降り注ぐ竹の葉を眺めながら、ボケ〜っとしていられるのは、最高の「非日常」となり、心の洗濯に丁度いい。

再生古民家とは言え、無線LAN完備で、お風呂やおトイレは最新のハイテクが使われている為、なんの不自由もなく、気持ちのよい滞在ができるはず。

山口出身という店主ご夫妻は、敷地の中に建つ別家に住んでいる。素朴で構えるところがない「素のまんま」というご店主は、その雰囲気からサービス業の出身ではないように思う。ややぎこちない立ち居振る舞いが、なんともオチャメに写り好感大。

要領はイマイチでも、一生懸命さが伝わってきて、暖かい人柄が伺える。

手慣れた旅館というよりも、親戚のおじちゃんちに泊るような感じがするのは、このご店主の雰囲気のせいかもしれない。

インターネット:無線LAN完備、使用無料、パスワードはお宿に聞いてください、PC持参

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