京都 祇園新門前町 町家

2013年04月13日〜2013年04月14日

昨年の初めに利用し、その素敵な内部に、思わず感嘆の声をあげたものだ。今まで泊まった町家の中で、一番のお気に入りだ。

外観は、通りに溶け込む、何の変哲もない普通の京町家だが、一歩入ると、そのシットリとした落ち着きのある空気に魅了される。上品な佇まいというのはこういう事を言うのだろう。その空気感を、写真と文章では伝え切れないのが残念だ。

京都の建築家さんに聞いたが、塗りの土壁が、そのようなシットリとした包み込むような空気を生み出すのだそうだ。

古民家再生や、文化の紹介、京町家の運営などを手がける「庵」が管理する一軒で、賃貸契約という形で宿泊する。

この町家は、その昔、祇園界隈のお得意さんを相手に花屋をしていたそうで、その名残か、玄関を開けると、花が並べられていたであろう広い土間が広がり、なんとも気持ちがいい。かつてはオクドさんがあった台所の高い吹き抜けはそのままに、部屋は現代人の居心地がいいように、床暖を敷いたフローリングにリノベーションされており、水回りはデザイン性の高いハイテクに手直しされている。光るセンスには隙がなく、改装にも妥協がない。心が洗われるようなホォ〜っという気持ちになる。

また立地も祇園のド真ん中という驚くほど便利な場所に位置し、それも、この上ない魅力だった。「だった」と過去形で書くのは、庵が委託されて運用管理していたのだが、今月いっぱいで、この物件はオーナーさんに返却されるとのことで、もう泊る事ができなくなるからだ。なんとも残念だ。これほど素敵で立地もよい町家は、他にそうそう見つかるものではない。今回が泊まり納めになった新門前町の町家だが、忘れないように、よく目に焼き付けて来た、京都の最後の桜を楽しみながら。

また来たい度 ★★★★★+α(★5が満点)→但し2013年5月より宿泊不可

インターネット:無線LAN完備、使用無料、パスワードは室内の案内書で、PC持参

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