石川県 金沢町家ステイ 東三

2013年01月12日〜2013年01月13日

昨年末、訪れるはずだった金沢。飛行機が雪と強風で欠航となり、旅行はまさかのドタキャン。そのまま「あぁ、そうですか。しょうがないですね」と言っているわけにはいかない。なぜかというと、今だけしか食べられない「香箱蟹」は漁期が短く1月初めまでしか待ってはくれないからだ。仕切り直しのリベンジ旅行を計画する過程で見つけたのが、こちらの町家宿。今まで大型のシティホテルばかりを利用していた金沢だったが、何となく、それにも飽きが来ていた。京都と同じような風情が残っている町ゆえ、一軒貸しの町家があるのも、しごく当然。京都で賃貸契約による「住むように泊る」事に味をしめている為、町家の素泊まりには何の抵抗もなく即決。金沢には何度も来ているわりには、ひがし茶屋街には行ったことがなく、こちらに泊る副産物として、ひがし茶屋ののんびり散歩も実現できた。

「町家の一軒貸し」とは、文字通り、一軒家を丸ごと借りるシステム。旅館のような「宿泊業」ではなく、アパートなどを貸す「賃貸業」になる。その為、スタッフがいて世話をやいてくれるスタイルではなく、賃貸契約書にサインをし、家の鍵を受け取ったら、あとは全部自分でやるスタイルとなり、基本は素泊まり。金沢は美味しいものが唸るほどあるので、素泊まりでもまったく問題はない。 両脇の家々は土地の人なわけで、土地の人達の中で「住むように泊る」わけである。

古い町家は、オーナーさんの好みに和モダンにリノベーションされていており、必要なものは、一通り揃っている。

どの町家も同じと思うが、昔の家は、本当に小さく狭い。その限りあるスペースを、綺麗に仕上げてある。1階はキッチン、トイレ、お風呂という構成で、2階に8畳半の和室があり、その和室が寝室となる。これだけの小さいスペースなので、意識的に工夫をして立ち居振舞わないと、使い勝手に支障を感じる。1階と2階は昔の名残の急階段で繋がっている為、ご老体や足腰が痛い人には向いていないかもしれない。しかし昔ながらの生活を実感できる事は確か。私は2階に荷物を全部持って上がると、急階段をまたもや持って降りるハメになる為、荷物は1階でほどき、必要最小限のみ2階に持っていくようにした。

それと、金沢の冬の木造家屋は、さすがに寒く底冷えが厳しい。到着してからヒーターをオンにしたが、家が温まったなと感じるまで、8時間はかかった。

2階和室は中の橋と目線が同じになる為、夜などはロールカーテンを開けておくと室内が丸見え状態になる。センスのよい焦げ茶色のロールカーテンを〆ましょう。

この「限りあるスペース」と「寒さ」と「丸見え」さえ了解していれば、とっても居心地よく過ごすことができるはず。

無料の駐車場が2台分も用意されている。金沢市内は駐車場がほとんど有料な為、無料の駐車スペースは本当にありがたく、気持ちがとても楽になる。歩いて、主計町やひがし茶屋街、あるいは近江市場にブラブラ。車で兼六園やその周辺にフッと出かけては帰ってくるという滞在ができる。目の前の浅野川は春には桜の並木となる。きっと素晴らしいに違いない。

また来たい度:★★★(5★が満点)

インターネット:室内有線LAN可、利用無料。PC持参

携帯電話:docomoアンテナ5本 auアンテナ5本 /  e-mobile 5本 LTE