熱海市 ATAMI 海峯樓

2013年06月08日〜2013年06月09日

久しぶりの訪問です。東日本大震災の年に伺う予約をしていたものの、電力不足による計画停電地域に入った熱海は、我々のお目当てだった花火大会も中止、何よりも、いつ停電するかわからないという状態となった。その旨をお宿からの連絡で知り、我々も、その頃はガソリンが手に入りにくい状況にあったため、やむなく訪問を取りやめた経緯があった。その後、ほどなくお客を元通り取り戻した海嶺楼は、その辛い時期の反動のように、予約したくてもできないほどの満室続き。今回の予約も8ヶ月前にとれた。振り返ってみると、3年ぶりの訪問になっていた。

玩具エンタメ企業バンダイの元会長、山科誠氏の迎賓館として贅を尽くして18年前に完成した水とガラスの城。再生運用トータルプロデュース会社の手により2010年8月14日に旅館として再スタートした。過去「熱海ふふ」「箱根翠松園」の成功を足がかりに3軒目のラグジュアリー旅館をオープンさせた.

海嶺楼は、個人が迎賓館として建てた経緯から、旅館というより、まさに非日常を具現化したガラスの建造物だ。一歩足を踏み入れれば、まるで切り離された異空間に浮いているような気持ちになる。建築好きならば、これを見に行くだけでも価値があるかもしれない。

我々が行っていなかった3年の間に料理長が箱根翠松園の料理長だった吉田氏に変わっていた。私個人的には、以前の松森氏の料理の方が好みであったが、今回はお二人の違いを楽しみながら食事をすることにした。黒服に身を包んだ、若いスタッフの方々も、つかすぎず離れすぎず、安定感がある。物質面でも「これでもか」と思うほどの品々が取り揃えられており、多種に渡る、例えば枕であろうがシャンプーであろうがDVDであろうが、ない物を捜す方が難しいほどの用意があり、超わがままなリクエストにも、全面対応できる。今回も三階の誠波のお部屋をお願いした。海嶺楼の顔である、この部屋はお薦め。

同じく、三階にあるウォーターバルコニーは、設計者 隈研吾氏の傑作の展望バルコニー。ガラス(硬質アクリル)の空間だ。

ここでの夕食・朝食はラグジュアリースィート誠波、風科の二部屋の宿泊客にのみ可能で、バルコニーの予約は早い者勝ちとなる為、是非とも、早めの予約で、異空間での夕食を楽しんで頂きたい。この空間での夕食は、価値があると思う。

1階にある、だだっ広い温泉は、なんと貸し切りとなり、塩分が含まれる熱海のお湯をふんだんに楽しめる。サウナもあり、何もかもゴージャス。貸し切り温泉はバトラーに予約する。1回50分間。

希望すれば、系列の「熱海ふふ」のレストランやエステに出かける事も可能。喜んで送迎してくれる。

宿の周りは、現実的な景色が広がる住宅地の為、これといって散歩してみようと思える場所はない。海嶺楼にチェックインした後は、お部屋と温泉でユルリと過ごすのが正解。都心から一時間ちょっとの「異空間」。一度は体験される事をお薦めしたい。

宿泊客を持ち上げて、気持よくさせてくれる魔法はピカイチかと思う。

また来たい度:★★★★★(5★満点)

インターネット:室内にて無線LAN可、利用無料、パスワードなし、PC持参(PC貸し出し有り)携帯電話:docomoアンテナ5本 au アンテナ5本 /  e-mobile 5本  但し:お子様の宿泊は不可となります