京都 葵 KYOTO STAY 八坂高台寺

2013年07月27日〜2013年07月28日

何もしていないのに、汗が吹き出す蒸し暑さ。祇園祭も終盤の京都にやって来た。こう蒸し暑くては、外を歩くのもキツイ。その為、食事に出かける祇園に極近の場所に一棟貸しの町家を探した。食事の後、歩いて帰ることができれば、気持ちがとても楽になる。そして夏の京都の滞在に必要な物は「洗濯機」。瞬く間に汗だくになるからだ。「祇園に近くて洗濯機がある」という、2点が叶った町家がここ。「葵」が運営している八坂高台寺町家だ。HPで写真を見た時はゴージャスな印象を受けたが、実際、来てみると、かなり庶民的な町家の作りをしている。それをなんともお洒落にリノベーションして、居心地がいい。確かに昔のままだったならば、典型的なウナギの寝床の敷地に日の当たらない坪庭、土間と畳の大きな段差など、かなり住みにくかったに違いない。しかし、その古い家屋のマイナスポイントを、魅力に変えているのは、リノベーションの勝利と思う。現代人でも、海外からのお客さんでも、まったく問題なく「暮らすように泊る」事ができる。

汗みどろでチェックイン。香りのいい槙の木でできた湯船に波波と湯を張り、ドップリとお風呂タイム。あ〜幸せ。冷蔵庫は空だが、近くにコンビニもあるし、買ってきた冷たい飲み物をクーラーの効いた部屋で飲み干せば、思わず「ク〜!」っと言ってしまう。大通りから一本奥に入っている為、本当に静かだ。一本入っている故に、陽の光が感じられないという部分もあるが、夏はかえってその方がいい。冬は冷え込むだろうが、床暖が敷かれている為、足元からホコホコして快適と思う。

レトロな灯や、昔ながらの床のきしみ、段差を感じながら、片やハイテク揃いのテレビやDVD、オーディオをのんびりと楽しむ。インテリアとして、何気なく置かれた骨董品も味わいが深く、センスが光る。

路地を行くオバちゃんの声が聞こえてくる。フッと「暮らしている」気になる。

一棟貸しの町家は、宿泊施設なのだが、賃貸アパートの要領で、賃貸契約にサインをし、鍵をもらうシステム。「宿泊業」ではないのは、構造的な古さで「宿泊業」とは法定にカテゴリーできないからだと聞いたが、こちらとしては、素敵な町家を利用する事ができるのならば、どちらでも構わない。鍵をもらい、あとは好きな時に出かけて好きな時に帰って来る。お風呂も寝るのも勝手気まま。こういう滞在が本当に好きだ。ここ1年の間、京都では一棟貸し町家が随分と増えた。しかし、この「葵」の質の高さはダントツと思う。次はどんな町家に巡り会えるか、考えると、また楽しい。

また来たい度:★★★★★(5★満点)

インターネット:室内にて無線LAN可、利用無料、パスワードあり、PC持参

携帯電話:docomoアンテナ5本 au アンテナ5本 e-mobile アンテナ4本