テレビで流れたJALのCM。どこかで見たような景色だなぁと思っていたら、hana stay  のある古宇利島のハート型の奇岩

「ハートロック」だった・・・。この嵐が出ているコマーシャルを見て「あ〜なんということだ。観光客がドッとやって来る・・。これから hana stayの予約が取れなくなっちゃうかも〜・・・」と頭によぎる。それと同時に、昨年秋、広告代理店と思しき人がハートロック付近の斜面で、どこからどうやって撮影するかとか打ち合わせしていたっけ。この事だったのか・・・。大橋で本島と繋がり車で簡単に行けるようになった古宇利島。今回のJALのCMでは「結の島」などとカップルのLove成就心をくすぐるキャッチコピーが付いた。一面のサトウキビ畑であったであろう島は、白亜のカフェなんぞが建ち、ムシロ小屋のような以前のパーラーは見劣りしてきた。

しかし、島の西の端っこにある、hana cafe and hana stay は、今までと変わりなく、緩やかな空気が流れている。

その絶景を望むロケーションは、水平線と太陽を独り占め。お宿2部屋は、海に向かい白と地中海ブルーの二色使いが愛らしい。ミコノス島をイメージしたというデザインは、奥様の数年来のイメージが凝縮されており、その思いが強く感じられる。素晴らしく、また時として厳しい自然を一身に受け止める絶景のロケーションもすごいが、私は一番の魅力は、この島に移住を決めたオーナーご夫妻のお人柄であると感じている。真面目で心根が真っ直ぐで、こんなに一生懸命な人と接するのは、そうあることではなく、お話をしていると、我が身を見返す機会ともなり、すばらしい海の色や夕日を眺めるのと同じくらい、気持ちがほぐれる気がする。オープンして3年半、一心不乱だったお二人が、時間と共に気持ちにもゆとりが出たようで、お宿のお仕事はお仕事として、これからはご自分らも沖縄の生活を楽しんでいって欲しいと思う。

お宿は小さく愛らしい。レジャー施設が揃っているわけでもない。でも、お部屋に入り、クーラーをオンにして、ゆっくりお風呂に入り、冷たい物を飲む。窓の外には少しづつ色を変える空と海。今日の夕日はどんなだろうと思いつつ、オレンジ色の夕日が海に沈みゆくのを眺め、暗闇に母屋の灯が浮かび上がるころ、タラタラとご飯を食べに出る・・・。そんなスローでロハスな日を送る事に抵抗がない人に向いている。

あれもこれもそれもと、駆けずり回る「沖縄観光」をしたい場合は、本島の大型ホテルがよろしい。

ゆったりスローで、海の色、空の色、緑の木々をゆらす風、島の猫、テラコッタの屋根、オレンジの雫のような夕日、冷たく光る下弦の月・・・何もない、でも何もないのが一番贅沢。そんな価値がわかる方に来ていただければ、ご夫婦も幸せだろうと思う。ご主人の選んだ沖縄牛を目の前で焼いてもらう鉄板焼きの夕食は、我々のお気に入り。うまく表現できないが、銀座の鉄板焼きレストランで、一寸も隙もないプロ魂みたいなシェフが焼く焼き方ではなく、お台所でお肉を焼いているような、緩めのホッとする家庭的な鉄板焼きが良い。お肉も焼き方も上々で、どなたにでもお薦めしたい。

レンタカーナンバーの車ばかりが走る古宇利島となってしまった今、以前はサトウキビ畑をかき分けて探した「幻」と言われたビーチは、もう幻でもなんでもなく、車で真ん前までアクセスできる。おまけに昨年よりも更にゴミが目立つようになっていてちょっと悲しかった。。ハートロック脇のパーラーの駐車場はなんと有料・・・これから先も古宇利島は少しつづ畑がなくなり家が立ち並び変わってゆくと思う。でも、hana cafe & hana stay は、島が変わっていっても、このご夫婦がここにいる限り、変わりはしないと思う。

また来たい度 & 応援度:★★★★★(5★が満点)

インターネット環境:環境なし

docomo:アンテナ5/3G auアンテナ5  SoftBank:アンテナ4 e-mobile 4本、いずれもテザリング状況は良好

注:2012年8月初旬より、お宿が多忙につき、カフェはお休み中です。

沖縄 hana cafe & Hana Stay

2014年09月27日〜2014年09月28日