Hotel ICON Hong Kong

2014年02月22日〜2014年02月24日

宿は旅の印象を大きく左右する重要なファクターだ。有名で長い歴史を持ち重厚な、いわゆる「老舗」は好みではなく、斬新でシンプルで驚きのあるホテルが好きだ。そういう観点から探してみたのが、この「アイコン」。トリップアドバイザーで一位に名を上げていた。ユニークなのは、香港理工大学という大学が作って運営している事だ。大学にはデザイン学科や観光学科もあり、香港からの有名デザイナーにはこの大学出身者が多数いるそうだ。それらのデザイナー達が設計を担当し、観光科の卒業生や在学生の実習の「現場」として、大学がホテルを作ったというのだから、着眼点に「なるほど」と唸る。卒業後、即戦力になる学生を社会に送り出すという視点は、日本では出てこない発想だと思う。それゆえ、スタッフは若者が多い、時にいかにも学生っぽさを感じたりもするが、一生懸命さが好感度大。「香港の伝統を新しい視点から尊重しつつ、国際的な立場も追求し、それを完璧なサービスで包み込む、他に似た存在がないホテル」そんなアイコンのポリシーが満載だ。 掲げたポリシー通り「高度なスタイリッシュさと伝統的なおもてなし」の絶妙なバランスを感じる。 建物は外観的にはユニークさは感じないが、内装に関しては、驚きがいっぱいだ。立地も申し分ない。部屋は大きく分ければ、専用ラウンジが利用できる「above and beyond」カテゴリーと利用できない一般ルームの2種類。above and beyondの中は、占有スペース別に5種類の部屋がある。面積が広くなればなるほど九龍と香港島との間の湾を眺める景観の良さがアップする。朝から晩まで、色を変えてゆく香港島と海を眺めるのは、飽きが来ない。above and beyond専用ラウンジは、朝は朝食、昼はティータイムとスイーツ、夜はカクテルとおつまみの提供が無料。23時30分まで利用でき、特別なコンセルジュデスクもあり、なかなかのもの。

館内は、ハイテクが充実し、無線LANがくまなく敷かれ、アナログ的な物は見当たらない。部屋に置かれたHPプリンターには専用メルアドでサクサクとコネクト。情報を集めプリントアウトも楽々だ。帰国便にWebチェックインし、搭乗券をプリントして空港へ。空港ではスーツケースを預けるだけ。いかにも現代の恩恵を被れる時間節約が可能だ。スタイリッシュに超合理性を極めている。

今回は、above and beyond カテゴリーの大きめな部屋 Club suite 80 に泊まってみた。ベットルームの眼下には高層ビル群と湾が広がり、夜景もすばらしい。非常に居心地のよい部屋だ。

ホテルは街の中心から、気持ち離れているが、食べ過ぎ解消の為、ブラブラ散歩しても15分もあれば繁華街だ。そんな距離でも20分毎にホテル専用のミニバスがホテルと繁華街のシャトルとして無料でグルグルと回ってくれる為、歩きたくない人にも便利この上ない。

老舗ホテルには「いかにも」のスーツ姿の外国人ビジネスマンが多いが、アイコンの客層はリラックスした服装の人が多い。ホテル全体に若さとリラックスさが漂っている。「何が何でも、絶対に老舗の有名ホテルがいい」という方には向かないかもしれないが、建物が古いのに値段がバカ高い老舗を選ぶよりも、斬新で遊び心も忘れない、合理的なハイテクホテルを選ぶ方が、居心地度は数段上がると私は思っている。遊び利用でもビジネス利用でも、どちらにも対応できる、香港の新しい「アイコン」として十分にオススメできるホテルです。

また来たい度:★★★★★(5★満点)

インターネット:無線LAN可、利用無料。PC持参。above and beyond専用ラウンジに無料PCあり。

above and beyondカテゴリーの部屋専用ラウンジ:28階 

ジム・温水プール:9階 利用無料 ジムは24時間、眺望良し

レストラン:28階、2階、G階には人気のカフェ「グリーン」有り。

空港シャトルバス有り:HK$130 リムジンリクエストも可

残念ポイント:香港ではシャワートイレ(=ウォシュレット)が一般的でなく、設置されている所がほとんどない。

       ここのホテルのトイレにも設置されていない。