熱海 水口町 ふふ

2014年04月12日〜2014年04月13日

東京都内から、わずか一時間という地の利が魅力の熱海。構えず、すぐに来れる、その距離感が我々には気楽でいい。

没落して倒産した旅館やホテルも、そろそろ一掃され、跡地には新しい宿やマンションが完成している。ドヨ〜ンとした寂れたエネルギーのない温泉街も、部分的に新しくなってはいる。

しかしドン底時代の面影もいまだ漂ってはいるし、私も、この「ふふ」がなければ、熱海に泊まろうとは思わなかったと思う。ここは経営を諦めた古い旅館の跡地に、スクラップ&ビルドのモデルのように、2007年12月にオープンした。 開業当初は、いかにも宿業の初心者という感じで危なっかしかったが、今では対応も手馴れてサービスのスタイルも定着してきた。「熱海海峯楼」や「箱根翠松苑」を展開する再開発コンサルタント会社が経営運営。都会生活の現代人をターゲットにした新しい形の和洋折衷旅館として洒落た佇まいの全26室は、各部屋デザインが異なり料金体系も様々。私は「お籠り感」がある小振りな部屋が好きで、部屋指定することが多い。「旅館は、着物の女将がいて、部屋食」という好みの方には向かないが、黒服に身をつつんだ若いスタッフさんが小気味良く動く館内は気持ちいい。

熱海市は観光イベントとして、年に12回もの海上花火大会を開催している。この花火がなかなかの高レベルで侮れない。ビーチに座り、海上から打ち上げられる花火を大迫力で見られる醍醐味は捨てがたく、誰もが我を忘れて大歓声を上げる。私は、この花火の日に合わせて「ふふ」に泊る事が多い。部屋から花火が見えるわけではいが、最近できた別棟の屋上のテラスから、遠目ではあるが花火観戦ができるようになった。しかし、会場のビーチまではブラブラ歩いて10分足らず、歩きが苦にならない人には、是非ともビーチの打ち上げが目の前の場所で観戦をお薦めする。それはそれは素晴らしい、感動の迫力だ。

「ふふ」の部屋は眺望はないが、全室にある源泉露天風呂とミニバーのフリードリンクなどのサービスで、室内に篭っているだけでも十二分に楽しめる。夕食は和食か鉄板焼きの選択となり、朝食も同じく和食か洋食の選択となる。以前は料理にも、良い時悪い時の波があり安定していなかったが、今では、その心配もなく安定している。日常では「ただの人」でも、ここに来ると魔法がかかり「殿様・お姫様」になるので不思議。わがままな現代人を思い切り甘やかし、その欲求を、よく満たしてくれる宿は今日も満室。

また来たい度:★★★★★(5★が満点)

インターネット:全室無線LAN完備、利用無料、パスワードなし、PC貸し出し有り 

docomo:アンテナ5 au:アンテナ4 SoftBank:アンテナ3