新道あずき庵 町家レジデンスイン 京都

2015年06月10日〜2015年06月11日

6月に入れば待望の「鮎」が出回る季節。それを目当てに京都に出没。さて今回の宿はどこにしよう・・・我々の宿の基準は、ともかく祇園に近くなければいけない。美味しい料理を頂いた後、相当酔っ払っていても歩いて宿に帰ることができる距離が理想的。そこで今回見つけた宿は「町屋レジデンスイン」が展開している一棟貸し町家の一つ「あずき庵」に予約を入れてみた。

一軒家を丸ごと借りるスタイルの宿泊は、ここ数年で京都に一気に増えた。個人で貸している人もいるが、概ね運営を委託された会社が予約やお客さんの世話やこまごまとしたケアを請け負っているケースがほとんどだ。今回の町家レジデンスインは現在15軒の町家を運営管理しており、町家の数はまだまだ増えそうで勢いがある。今までの1棟貸し町家の運営会社は「賃貸業」として登録しており、一泊だけの宿泊でも賃貸アパートを借りるという契約書にサインをして鍵を受け取っていた。しかし、今回の町家レジデンスインは、既存の会社のやり方と違い、すべての町家で旅館業の許可を得て、ホテルと同じように「宿帳」に住所氏名を書き手続きが完了する。

チェックインは、各町家ではなく、京都駅前のビルにある事務所で集約して行われる。あとは各自で町家に向かう。15時から玄関に設置された暗証番号が変わり入室が可能になる。チェックアウトは10時。ただオートロックの玄関を閉めてさよならすればよいだけだ。

正直、あまり期待はしていなかったのだが、入室して部屋を見て驚いた。なかなか素晴らしい内装にリノベーションされている。大正レトロな色ガラスやタイル。調度品。お風呂も大きくとても使いやすい。限られたスペースの中を機能的にまとめ、且つデザイン的には、訪れた人が京都に求めている物を具現化している。立地はまさに祇園のど真ん中。花見小路にすぐのアクセスだ。

鍵はなく、その客独自の暗証番号での入室になる。ディスプレイ付きのインタホンもありセキュリティもよい。環境は両隣はごく普通のお宅。窓を開けるとお隣さんの洗濯物がはハタメいていたりするが、「暮らすように滞在する」事も魅力のひとつ。

湿度の高い京都の夏は、必然的に汗まみれになるが、嬉しい事に洗濯乾燥機が完備されていた。これは全く期待していなかっただけに、嬉しいの一言。床暖房も完備されており底冷えの冬も快適に過ごせそうだ。旅を機能的にできる立地と設備。それに雰囲気の三拍子揃った素敵な町家です。これからも度々使ってゆきたい町家を見つけました。

またた来たい度 ★★★★★(★5が満点)

インターネット:iPad が室内にあり、無線LANも完備、パスワードあり

docomoアンテナ3

※重要な文化財を守るため室内・庭すべて禁煙。その他守るべきルール幾つかあり。寝間着浴衣などはないため持参。