Bourton on the Water THE DIAL HOUSE HOTEL

2015年07月17日〜2015年07月19日

コッツウォルズはロンドンから西に約200キロほど行った所に広がる美しい丘陵地帯、エリアは160キロに渡っており、小さな小さな可愛らしい村々が点在している。13世紀から約100年間は、羊毛産業で栄えた栄光の歴史を持っているコッツウォルズは、羊毛貿易や機織り産業で得られた財で裕福となった商人達が競うように美しい家を建てた。このエリアにしかないライムストーンと呼ばれる鉄平石を用い、年を重ねると「ハニーカラー(蜂蜜色)」に変化するその石は、700年800年経った今、味わい深く現代人の心を掴んでいる。羊毛産業はその後廃れ、コッツウォルズは無名の田舎村になった。しかし、この美しく素朴な村並みは、観光スポットとして注目されるようになり、今では四季を通じて世界中から観光客が訪れる場所となった。

ボートン・オン・ザ・ウォーターは、私なりにコッツウォルズの登竜門と考えていた。訪れるには、まず最初はココ。観光客に一番人気の村だ。水深20センチほどの浅い流れの美しい川、ウィンランドラッシュ川が流れ、味わいあるデザインの5本の石橋、白鳥や鴨がのんびりと泳ぎ、浅い水に子供や犬が遊んでいる。川幅は7メートルくらいしかなく、すべてが手のひらに収まってしまいそうだ。

村は小さすぎず大きすぎず、一望で見渡せるサイズとでも言おうか、ゆっくり歩いても30分以内で通りすぎてしまう、誠にちょうどよいサイズなのだ。蜂蜜色の家々の窓や庭は、すてきな花々で飾られている。世界中から来ている観光客もアクセクはしていない。川沿いの芝生に寝転んだり、パブやティールームでビールだのお茶などでのんびりしている。

人気村ではあるが、一つ一つのホテルのサイズが小さく、村内に泊まれる人の数は極めて限られている。どの宿も700年から400年前の屋根窓のある急なスロープ屋根がある建物がこの村の特徴だ。そんな年月が経つ建物なのだから、部屋数はどこも一桁数という所ばかりだ。内部は現代的に少しはリノベーションされてはいるが、古さもまた受け入れなければならないと思う。

なにはともあれ、立地条件がよい宿を条件に村のど真ん中、川の真ん前に建つ、このダイヤルハウスホテルを選んだ。

一年前に探し始めても、人気スポットのボートン・オン・ザ・ウォーターでは、意中の宿を射止めるのは難しい。とにもかくにも早めの予約をお薦める。

イギリス全体の風潮として、接客はそっけなくベタベタ感はない。到着時のレセプションは誰もおらず、誰かいないのかとウロウロしていると係の女性は裏庭でティータイムをしている老夫婦にお茶をサーブしている所だった。そう、一人でレセプションもウェイトレスもポーターもやるというのがヨーロッパではよく見られる風景。待たされてもカリカリしないで待っていましょう。

あとは、こちらから何か言わない限り、向こうからも何もいってこない。

エレベーターはなく、部屋の床はギシギシ鳴って揺れていたが、まぁ、500年前の建物と思えば納得。

ドアの鍵も慣れれば、すぐに開け閉めできるようになる。初日は満足に閉められない開けられないだろうが、何事も練習。

今回はRoyal International Air Tattoo訪問が主な目的だった為、朝食前に宿を出る必要があり、残念ながら朝食は宿ではとらず仕舞いだった。Air Tattoo会場までは車で50分ほど。まずまずの地の利だった。Air Tattooから帰ってきた18時半ころ、まだ開いているスーパーに行って飲み物を買って来て、冷たいうちに飲み干した。なぜかというと部屋に冷蔵庫がなかったからだ。

ちょっぴりの不便と隣合わせではあったが、窓の外は美しい景色、この時期、夜の22時近くまで明るい。清々しい空気と清流と人気村の早朝と日没時を、この村に泊まってみなければ味わえない景色を堪能しました。

また来たい度:★★★★(5★満点)

インターネット:室内にて無線LANど可、利用無料、パスワードあり、PC持参、接続感度は時間帯によって波がある

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