昨年JALのコマーシャルで嵐が紹介したハートロックがある古宇利島。ヒッソリとしていた島だったのに「売土地」と書かれた看板が、刈られたさとうきび畑に沢山立っている。なんとも悲しい心境だ。土地の人には開発は必要だとは思うが、開発が進めば進むほど、古宇利島の価値が失われてゆく事に気がついてくれないもどかしさ。ヒッソリと静かで秘密めいた古宇利島であり続けてほしかったのだが・・・。

その古宇利島にあるhana cafe &hana stayには訳あって毎年通っている。訳というのは、こちらのオーナーご夫妻の一生懸命さを応援したいから。それに、本土では食べられない沖縄県産の最上の本部牛を頂ける。

古宇利島の開発が進んでも、島の西の端っこにある、& hana stay は、今までと変わりなく、緩やかな空気が流れている。

その絶景を望むロケーションは、水平線と太陽を独り占め。お宿2部屋は、海に向かい白と地中海ブルーの二色使いが愛らしい。ミコノス島をイメージしたというデザインは、奥様の数年来のイメージが凝縮されており、その思いが強く感じられる。素晴らしく、また時として厳しい自然を一身に受け止める絶景のロケーションもすごいが、私は一番の魅力は、この島に移住を決めたオーナーご夫妻のお人柄であると感じている。真面目で心根が真っ直ぐで、こんなに一生懸命な人と接するのは、そうあることではなく、お話をしていると、我が身を見返す機会ともなり、すばらしい海の色や夕日を眺めるのと同じくらい、気持ちがほぐれる気がする。オープンして5回目の夏、一心不乱だったお二人が、時間と共に気持ちにもゆとりが出たようで、お顔にも余裕と自信が感じられるようになった。お宿のお仕事はお仕事として、これからはご自分らも沖縄の生活を楽しんでいって欲しいと思う。

お宿は小さく愛らしい。レジャー施設が揃っているわけでもない。でも、お部屋に入り、クーラーをオンにして、ゆっくりお風呂に入り、冷たい物を飲む。窓の外には少しづつ色を変える空と海。今日の夕日はどんなだろうと思いつつ、オレンジ色の夕日が海に沈みゆくのを眺め、暗闇に母屋の灯が浮かび上がるころ、タラタラとご飯を食べに出る・・・。そんなスローでロハスな日を送る事に抵抗がない人に向いている。

あれもこれもそれもと、駆けずり回る「沖縄観光」をしたい場合は、本島の大型ホテルがよろしい。

ゆったりスローで、海の色、空の色、緑の木々をゆらす風、島の猫、テラコッタの屋根、オレンジの雫のような夕日、冷たく光る下弦の月・・・何もない、でも何もないのが一番贅沢。そんな価値がわかる方に来ていただければ、ご夫婦も幸せだろうと思う。ご主人の選んだ本部牛を目の前で焼いてもらう鉄板焼きの夕食は、我々のお気に入り。うまく表現できないが、銀座の鉄板焼きレストランで、一寸も隙もないプロ魂みたいなシェフが焼く焼き方ではなく、お台所でお肉を焼いているような、緩めのホッとする家庭的な鉄板焼きが良い。お肉も焼き方も上々で、どなたにでもお薦めしたい。

レンタカーナンバーの車ばかりが走る古宇利島となってしまった今、以前はサトウキビ畑をかき分けて探した「幻」と言われたビーチは、もう幻でもなんでもなく、車で真ん前までアクセスできる。おまけに昨年よりも更にゴミが目立つようになっていてちょっと悲しかった。。ハートロック脇のパーラーの駐車場はなんと有料・・・これから先も古宇利島は少しつづ畑がなくなり家が立ち並び変わってゆくと思う。でも、hana cafe & hana stay は、島が変わっていっても、このご夫婦がここにいる限り、変わりはしないと思う。

また来たい度 & 応援度:★★★★★(5★が満点)

インターネット環境:環境なし

docomo:アンテナ5/3G auアンテナ5  SoftBank:アンテナ4 e-mobile 4本、いずれもテザリング状況は良好

注:2012年8月初旬より、お宿が多忙につき、カフェはお休み中です。

沖縄 hana cafe & Hana Stay

2015年09月02日〜2015年09月03日