THE SWAN HOTEL, BIRURY

2015年07月20日〜2015年07月21日

コッツウォルズはロンドンから西に約200キロほど行った所に広がる美しい丘陵地帯、エリアは160キロに渡っており、小さな小さな可愛らしい村々が点在している。13世紀から約100年間は、羊毛産業で栄えた栄光の歴史を持っているコッツウォルズは、羊毛貿易や機織り産業で得られた財で裕福となった商人達が競うように美しい家を建てた。このエリアにしかないライムストーンと呼ばれる鉄平石を用い、年を重ねると「ハニーカラー(蜂蜜色)」に変化するその石は、700年800年経った今、味わい深く現代人の心を掴んでいる。羊毛産業はその後廃れ、コッツウォルズは無名の田舎村になった。しかし、この美しく素朴な村並みは、観光スポットとして注目されるようになり、今では四季を通じて世界中から観光客が訪れる場所となった。

詩人ウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい村」と讃えた このバイブリーは、楚々とした上品さがある村だ。

バイブリーと言えば「アーリントン・ロウ」という味わいある家並みが有名だが、アーリントン・ロウは14世紀に羊小屋、あるいは倉庫として建てられ、当時は屋根がなかったそうだ。その後17世紀に機織り職人が住むように変わり、屋根裏部屋をつけたものらしい。アーリントン村とバイブリー村は別の村であったものが合併し今のバイブリーになったそうだ。

アーリントンは17世紀、バイブリーは18世紀にその羊毛産業の最盛期をむかえ、その後、静かに時が止まってしまったような数百年をすごしてきた。その当時とまるで変わらない様相の村は、蜂蜜色の家々が並び、よく手入れされたイングリッシュガーデンが家々の庭先を飾る。

鱒が泳ぐ清流のコルン川の袂に建つ、鮮やかな緑の蔦がからまるスワンホテルは、誰からも憧れの的だ。観光客然り。地元の人はここで結婚式をあげるのが夢だ。レストランにも遠方から車を乗り付けて食事に来る人も多い。

今回のイギリス訪問はRoyal Inter’l Air Tattooに参加するのが主目的。会場からバイブリーは車で20分と好立地だ。そこで、このホテルにAir Tattooの期間中宿泊したくて交渉したが、例年毎年、Air Tattooの期間中はアメリカのとある航空業界の会社が貸し切りで買い上げる為、一般客は泊まれないとの事・・・今後、ずっとAir Tattooの期間は泊まれそうにない。

今回はAir Tattooの終了日から一泊、骨休めを兼ねて泊まることにした。

このホテルの外観は、約400年前のものらしい。しかし内部はしっかり現代人の生活に合うようにリノベーションされており、

実に居心地がよく、質の高い滞在ができた。部屋に一歩入って、設えが良く、本当に驚いた。新婚さんが泊まりたがる訳だと合点がいった。レセプションスタッフもレストランのスタッフも実にしっかり者でなんの不安も感じなかった。ただひとつの気がかりポイントは部屋に冷蔵庫がなかった事か。バーまで行って冷たいドリンクをグラスについでもらい、こぼさないように部屋に持ってきたが、なかなか面倒ではあった。

朝食はとっても美味で、のんびりと静かに、思う存分美味しいものを頂いた。

イギリスでは、バイキングではなく、全部オーダー制の所が多い。卵はどう料理してほしいか、ベーコンなのかハムなのか、その他に何を付けるのか、パンは白パンかブラウンパンか、とにもかくにも「自分で決定」しなければならない項目が多く、「選択」が苦手な人は一汗かいてしまうかもしれない。それもお国柄、一生懸命オーダーすれば、それもまた思い出になる。

また来たい度:★★★★★(5★満点)

インターネット:室内にて無線LAN可、利用無料、無線のパスワードなどは自分でセット、PC持参

*今回は部屋の向きが裏手であった為、通信が入りにくく、ぶつ切れ状態で不安定だった。

日本から借りて行ったSamsungのルーター;ほとんど使い物にならず